美味しいアイスコーヒーの淹れ方<ポイントは氷と保管容器>
気温が上がり、アイスコーヒーが美味しい季節になってきました。
今回は美味しいアイスコーヒーの淹れ方、です。
一般的な、通常の倍の濃度のコーヒー液を抽出し、氷で急冷する方法ですが、個人的なコツもあるのでそれを交えながら紹介します。
・用意するもの
・コーヒー(豆でも挽いた粉でも構いません。中煎り以上が良いでしょう)
・ドリッパー(僕はMeliaの陶器製ドリッパーを使っています)
・コーヒーフィルター
・コーヒーサーバー(ハリオ製です。耐熱ガラス製がオススメ)
・ケトル(先が細いドリップ用のものを用意しましょう)
・スケール(これ重要です)
あと画像にありませんが、
・大量の氷(なるべく美味しいやつ)
・密閉容器(僕はTHERMOSボトルを使っています)
が必要です。
・準備
まずはお湯を沸かします。
ドリップし易さに関わるので、僕は多めに沸かしています。
お湯を沸かしている間に準備を行います。
サーバーに氷を入れる。
いきなりここでスケールの登場です。
前述のようにアイスコーヒーを作るには通常の半分の水で濃く抽出を行い、抽出したコーヒー液を水と同等量の氷で急冷しながら薄める事が必要ですが、最終的にできるコーヒーの濃度を適切にするには氷の量が重要となってきます。
氷多い→水っぽい
氷少ない→急冷できない
という事でスケールを使い、氷の量を計量します。
サーバーを乗せた状態でゼロ点補正を行い、氷をガシガシ入れて行きます。
このドリッパーの容量は700mlなので氷は350ml(≒350g)が適正ですが、僕は抽出後に氷を入れて最終的に微調整するので、少なめの320g前後としています。
粉をドリッパーにセットする。
ここでも僕はスケールを使用します。(どうせ準備したので)
出来上がり140mlに対し10gが目安です。今回は700ml作るので50g必要となります。
ドリッパー、フィルターをセットして再度ゼロ点調整を行い、コーヒー粉を50gきっかりまで入れます。(さじで測るより誤差がなくオススメです)
入れた後は、真ん中を凹ませておきます。
結構めんどくさいように思えますが、慣れれば流れるように作業できるので時間はほとんどかかりません。
後はお湯が沸くのを待ちます。
・ドリップする
さてお湯が沸いたらいよいよドリップですが、チンチンに沸いたお湯はコーヒーの抽出にベストな温度ではないので、沸騰後火を消してから一呼吸待ちます。
何気にお湯の温度は味にかなり影響してきますので、好みで待ち時間を変え(お湯の温度を変え)てもOKです。
高温:苦味強め
低温:酸味強め
僕はアイスコーヒーは苦味欲しいので高温でドリップしています。
蒸らし
1枚目の写真がブレていますが、いわゆる蒸らしの工程です。
新鮮な豆を挽いて使えば、蒸らしの段階でまさにハンバーグのように膨らんでいきます。(これはそこまでのものではないのでほとんど膨らんでませんがw)
抽出(一回目)
ドリッパーの中心で500円玉大の円を描くようにゆっくりとお湯を注いでドリップします。
サーバーはこんな感じ。
急冷されています。
抽出(二回目)
こんな感じまで注いだお湯が減ったら二回目の抽出を行います。
最初に作ったフチを崩さないように中心めがけてお湯を注ぎます。
サーバーには美味しそうなアイスコーシーが。
700mlのラインまで行けば抽出完了です。
密閉容器に移す
ここがポイントです。
温度と香りを密閉できる容器にすぐさま移し変えてしまいます。
僕は普段会社に持っていくTHERMOSに移し変えて、平日はそのまま会社へTOGOします。
が、土日でもこのTHERMOSに入れて冷蔵庫保管します。
密閉性の高さが香りを逃さないため、これだけでアイスコーヒーの出来に大きく影響する、香りを閉じ込める事ができます。
移し変え完了。
後はお好みで飲んでいただければ。
二層のカフェオレを作る
せっかくなので、二層のカフェオレでも作ってみます。
方法はググれば出てきますが、先に牛乳を入れた後、コーヒーを静かに注ぐだけです。
氷に注ぐのがやりやすくてオススメです。
分量バランスに失敗しているのとコーヒー液の動きが落ち着く前なためはっきり二層になっていないように見えますが、割と簡単に二層にできて見た目がいいのでやってみてはいかがでしょうか。(結局混ぜるけどw)
まとめ
・氷とコーヒー粉はスケールで分量を測る。
・作ったアイスコーヒーは速やかに密閉容器へ。
そんなに難しいものではないので、ぜひトライしてみてください。
道具もそんなに高くないので、買い揃えても電動サーバーほどはかからないですよ。