フィルム作例<FUJIFILM PRO 400H>
Kodak Portraと双璧をなすといっても過言では無い、カラーネガフィルムの雄、フジPRO 400H。修理したKonica C35に詰めて撮ってまいりました。
第4の感色層を備えたというアピールポイントの本フィルム。どんな写りなのかワクワク。
撮影場所は我が街 高円寺がメイン。
まずは晴天下の青空から。過剰な味付けのないナチュラルな青空だと思います。
SUPERIA XTRAだとがっつり青って感じだったのですが、こちらは自然な青、というかスカイブルー。スッキリした色味に写っていると思います。
古着の街、高円寺。この4枚もスッキリした写りだと思います。ちょっと青っぽさがあって、そのおかげか全体としてウォーミーではなくクリアな色味に仕上がっているように感じます。
高円寺の裏通り。光量差が大きい場面でのしっとり感、大好物です。
粒子感はXTRA400より細かいようです。
有楽町〜銀座〜新宿とブラブラしてました。
駅内の照明下でも蛍光灯が緑色にならないのが第4の感色層のおかげなのでしょうか。
見たままのホワイトバランスで写ってくれています。
最後はPRO 400Hの作例としてはアテにならないですが、面白い絵が撮れたので上げておきます。
ハイ、いわゆる多重露光ってやつですね。
C35を落下させたことによってフィルム送りに失敗したために撮れていました。
たまたまですが、高円寺純情商店街のゲートと、商店街にできた新しい居酒屋の門構えとの多重露光により、関連性のある風景が重なっています。
こんな写真がたまたま撮れるのもフィルムの面白さですね。
(デジタルでも多重露光は撮れますが、狙ってやる必要がありますし。)
・まとめ
PRO 400Hは色再現性の高いスッキリとした色味。
高価なだけあって粒状性は良い。
どちらかというと晴天スナップ向きな気がする。
個人的にはPortra400の方がエモくてすき。
でも、このクリアーさも凄くいいと思う。
というところですね。ここ最近色々フィルム試してましたが、個人的には常用はXTRA400か業務用100になりそう。
(業務用100=フジカラー100はまだ現像していないですが)
で、ここぞという時にPortra400という選択かなぁ。。。