X Summit SHIBUYAまとめ<X-Pro3発表>

fujifilm-x.com

 

昨日9/20 22時〜LIVE配信されたフジフイルムのイベント、XSummit SHIBUYA2019でついにその開発概要が正式に発表となりました。

 

X-Pro3

 

配信された動画からその特徴をまとめて行きたいと思います。

 

 

・チタン製外装

耐久性(Durable)を重視し、なんと外装はチタン。

説明にもありましたし、僕も大学で材料工学を専攻していたので、

チタンという材質がいかに扱いにくい素材かわかっています。

 

チタンの特徴

・硬い

・硬すぎて加工が難しい

・熱伝導率が低い

それでもあえてチタンを採用するという心意気。

 

トップカバーのカラーリングは

・Black

・DURA Black

・DURA Silver

の三色。

Blackは従来のカラーリング、

DURA〜系はチタンの質感を活かしたコーティングをした塗装となりそうですね。

 

・新たなハイブリッドビューファインダー

OVFは

 よりクリアに。

 より歪みを少なく。

 より広い視野角を。

EVF

 高解像度化。

 高コントラスト化。

 広色域化。

 より明るく。

 より高い表示フレームレート。

 

まぁ要するにより見やすくなる正常進化ってところですね。

 

・HIDDEN LCD

これがだいぶトチ狂った特徴ですw

ぶっ飛んでます。

背面にX-H1のような小さな液晶をつけそこに撮影の設定情報を表示すると。

あれ撮った写真を確認する液晶は?

これがフジの出した答えです。

手前にチルトする液晶で確認。

そしてこの液晶は裏返りません。

あくまで手前方向のチルトのみ。

 

撮った写真を確認するなら、液晶を手前に90度開いてウエストレベルで確認してくれと。

なかなかにぶっ飛んでますねw

当日のテーマでもありました「PurePhotography」に集中するためにはこうするのだそうです。

 

・背面の小型液晶にはフィルムシミュレーションも表示できる。

やおら発表の最中に懐かしいフィルムカメラが出てきて背面にフィルムの銘柄を入れました。

フィルムカメラのお作法でしたね〜。まさか・・・。

これこの通り、X-Pro3では背面にフィルムシミュレーションを表示します。

電源を切ってもそのまま表示されるとか。

PROVIA 12800とかいうなかなかにシュールなものが写っています。

 

個人的にはやや懐古趣味に過ぎるかなと思いましたが、遊び心としてはこういう方向性、嫌いではないです。

 

・新たなフィルムシミュレーション「Classic Neg.」

新たなフィルムシミュレーションも発表されています。

Classic Neg.

これはSUPERIA100ネガフィルムをシミュレーションするものとなるようです。

フジ使いでネガフィルムファンには朗報ですね。

 

PROVIAVELVIAとの比較が紹介されていましたので貼っておきます。

確かに、SUPERIA100っぽい色味。

・詳細は10/23に発表される。

 

正式な製品の詳細発表は10/23となるそうです。

またその後フジのイベントで触れる機会を用意することのことです。

(10/26 FUJI FEST GLOCAL2019)

 

X-Pro3まとめ(2019/9/20時点)

・チタン製外装

・ハイブリッドビューファインダーは正常進化

・HIDDEN LCDトチ狂ってる(褒めています)

・新フィルムシミュレーション「Classic Neg.」

・詳細は10/23

 

いやー楽しみですね。

ただ、これチタン製外装いくらするんだろう。。。

 

丹沢山日帰り登山<ヤビツ〜塔ノ岳〜丹沢〜大倉バス停>

3連休初日。

久しく山登りしていなかったので天気が唯一セーフ予報の土曜日。

日本100名山の一つ、丹沢山に登ってまいりました。

 

丹沢山の山紹介は下記のリンクからどうぞ。

www.yamaquest.com

 

丹沢山へのアクセスは、わが町高円寺からだと、

高円寺→中央線で新宿へ→小田急線で秦野駅へ行きそこからバスでヤビツ峠

となります。

 

今回の要所での時刻は下記です。

秦野駅(7:10)→ ヤビツ峠(8:15)→ 二ノ塔登山口(8:37)→ 二ノ塔(9:18)→ 三ノ塔(9:30)→烏尾山(9:50)→ 行者岳(10:05)→ 新大日(10:39)→ (11:30)塔の岳(11:50)→ (12:51)丹沢山(13:05)→塔の岳(14:07)→ 金冷し・鍋割山分岐(14:37)→ 大倉バス停(15:50)→ 渋沢駅(16:08)

 

大体休憩含めて7.5時間ぐらいでしたね。

多分早いほうだと思います。

 

参考にSTRAVAログも掲載しておきます。

・登り(ヤビツ峠〜塔ノ岳〜丹沢山〜塔ノ岳)

なんか最初と最後データが欠損してますが・・・。

  

・下り(塔ノ岳〜大倉バス停)

 

・秦野駅〜登山開始まで

というわけで到着秦野駅。

隣の海老名駅もそうですが、基本的にこの辺りは伊豆方面に行く際に車で通過することしかない地名・・・。 

バス停の行き先表示を確認する必要もなく、行列ができているのでそれがヤビツ峠行きだとわかりますw

バスの発車までは30分以上あるのにこの行列。

親切なことに、待ってる間に登山計画書を配布してくれ、その場で投函できます。

ちゃんと出そう。登山計画書。

 

というわけでヤビツ峠着。

バスは結構延々と登っていました。

かの有名な峠、サイクリストもいっぱいいました。

装備類の確認、準備をしていざ出撃。

と言っても、バスで登ってきた坂をまずは下りていきますw

登山口がヤビツ峠より若干下にあるので、まずは道路を下る必要があるのです。

登山道入口到着。

さぁ登るぞー!

 

・登山開始〜塔ノ岳

ソロ登山かつ、日帰り登山なのでペース早めでサクサク飛ばしていきます。

と行っても斜度はそれなりにあるし階段なので、地味にしんどいやつです。

ひらけたところに出ると下界が一望できて素晴らしい。。。

二ノ塔到着。

三ノ塔到着。

ベンチが多く、休憩ポイントはいっぱいあります。

小休止のみでサクサク進んでいきます。

鳥海山

なんかずーっと木の板の上登ってるなぁとか思ってたら鎖場発見。

あっち側に行くのか。

と思いきやまたまた鎖場発見。

ここはなかなか楽しかったですね。

鎖場を下りて橋を渡るのですが、足元はガケ・・・。

高いところが苦手な方であれば確実にヒェッ・・・てなるやつです。

そろそろ塔ノ岳に着くのかな?

この辺から実は半ばハンガーノック状態となっていました。

頭の中はご飯のことばかり。。。

朝飯は抜いちゃダメ。絶対。

 

耐えきれなく頼みの綱のスポーツようかんを食べたのですが、今まで食べたスポーツようかんの中でも最高に美味かったです。

 

しかも、この辺でなんか雨が降ってきました。

 

塔ノ岳、到着!!

塔ノ岳は完全に雨。。。

写真も撮りませんでした・・・。

 

丹沢山まで行って戻ってきてから食事にするつもりでしたが、雨が強くなりそうな予感と、先ほどのエネルギー不足の件もあり、先にここで食べてから丹沢山へ行くことに。

雨の降りしきる中、小雨になったタイミングを狙って今回のニューチャレンジ、

山パスタを作る!

んまかったです。(ニューギア、ユニフレームの山フライパン)

今回はキューピーの「あえるだけソース」を使って手抜きw

パスタの方がカップラーメンみたく容器がかさばらなくて良いですね。

ゴミもほぼ出ないし。

茹で汁は少な目にしておいて、それでも残った茹で汁は煮飛ばして終了。

 

次回への改善点としてはベーコンとか具を炒めて追加すれば楽チンかつ豪華感でてもっと良くなるかなと思いました。

あと、パスタは200g持ってけばよかった。

 

ちなみにここで昼ごはん食べてる方は多かったですが、パスタ茹でてんのは僕ぐらいでした。。。みんなカップラーメン啜ってましたね。。。

 

・塔ノ岳〜丹沢山〜塔ノ岳

さて、塔ノ岳をでて丹沢山へ向かいます、下り基調ですがちょいちょい登りもあります。

 

そして、雨。

持ってて良かったクライムライトジャケット(ノースフェイスのゴアテックスレインウェア)

とはいえそこそこの運動をしているので、ゴアテックスでも放湿が足りず若干汗蒸れしてました。

クライムライトは薄手ですが、マイクログリットバッカー。

同じGore-Texでもオールマウンテンに使われているC-knitの方が透湿性は上だと思いました。

丹沢山到着ー!

 

みやま山荘さんで缶ビールを購入し雨を見ながら山荘内で飲みます。

あぁうまい・・・。

(途中から丹沢ついたらビール飲むぞ!しか頭になかったw)

 

ビールをサクッと飲みきり、塔ノ岳へ戻ります。

雨ぇ・・・。

 

 

・塔ノ岳〜大倉バス停(下山)

塔ノ岳を通過し、大倉バス停に向かって下ります。

STRAVAログの後半部分ですね。

 

これがまさにバカ尾根と言われるだけのことはあります。

延々下り続けます。これを登ってくるのは飽きるな・・・。

こんな階段をとにかく下り続けるのですが、

何気に7.0kmもあるのでうんざりしてきます。

階段エリアの間にちょいちょい岩場下りもあるので、注意しながら下っていきます。

だるいのでノンストップで。

後半はペースアップし、最終的には走っていましたw

 

あっという間に下山。

この右側に丹沢クリステルさんがいるらしいのですが、まさかの失念!

次回は写真に収めようと思います。

 

バス停まですぐなので自販機でコーラを買ってぐびぐびやりながら歩きますw

ちょうど渋沢行きのバスが来ていたのでそのままライドオン。

最後部座席を確保し荷物整理しながら駅へ。

ついたー!!帰るぞ!!

 

と思ったら小田急、まさかの本厚木で人身事故。

帰れまてん。。。

 

逆方向の小田原までいけるそうなので、小田原から東海道線で東京まで行き、中央線で帰ることに。

 

東海道線上野東京ライン)は怒りのグリーン席w

グリーン車、最高でした。

 

 

まとめ

丹沢山日帰りはそれなりの体力が必要。

・雨具は大事。

・山パスタ最高。

・景色がいいときに来たいので、再訪する。

 

 

小さい財布を買う<MINIMALIGHT PLAY WALLET>

最近山用品の出費が著しい日々です。

今回は、いわゆるアウトドア用ウォレットの紹介。

出羽三山縦走や普段の陣馬山〜高尾山縦走のたびに、

気になっていたのが財布のかさばり問題。

 

登山における財布のかさばり問題

いわゆる革の長ザイフを使っていたのですが、色々用品が揃うとこれがかなり邪魔に感じるようになりました。

理由は下記。

サコッシュに入れるにはでかいし行動中は財布なんてほぼ出さないので邪魔。

・ではザック奥に入れれば、必要な時に取り出しにくい。

・それではとザックのフロントポケットに入れれば、それはそれでザックのフロントポケットという一等地を馬鹿でかい財布が占有して邪魔。

 

 ということで解決策としてはザック奥に財布を入れつつ、必要な札だけジップロックに入れてサコッシュに入れるという対応をしていました。

ただこれでも解決策とは言いがたく、

小銭は小銭入れを使っているのでそもそも問題なかったですが、

カードの類はザック奥から財布を捜索する必要があり、やはり不便さは残っていました。

なので、いわゆるアウトドアウォレットをここ三ヶ月ばかし探していたわけです。

 

目に留まったのが、

MINIMALIGHT<ミニマライト>さんのPLAY WALLET<プレイウォレット>。

minimalight.thebase.in

コンパクトで登山に必要十分な収納量を備えているため、これが欲しいとなりましたが、これがなかなか品薄で手に入らない。

入手は難しそうなのでそろそろ他の簡単に入手できるものでもいいかなぁなんて考えていたところ、吉祥寺の店舗で入荷したとのINSTAGRAM投稿を見て、翌日吉祥寺へGO。

GETに至りました。

www.instagram.com

 

というわけで随分前置きが長くなりましたが、レビューです。

MINIMALIGHT PLAY WALLET ¥4,000(w/o TAX)

小さいっ!とにかく小さいです。

 

どのぐらい小さいかというと・・・

コストコのカードと比べてもこのサイズ感。

というかほぼこのサイズはキーケース並みですね。

これはすごい。

 

・素材について

素材はX-PAC。

最近この素材はアパレルでもメチャメチャ流行っていますね。

TNF PurpleLabelでもX-PACのウエポ、サコッシュが出ていましたし。

流行りすぎると廃れてしまった際に時代モノ感が出てイマイチですが、

軽量化と耐久性とお洒落さの両立であればこういう財布にはこの素材が良いでしょうね。

 

裏面を見ていきます。

裏面には小銭入れもついています。

僕は小銭入れを別で使うのでここは絆創膏を入れるなど別の用途に使用する考えですが、ここは結構マチが浅く小銭が取り出しにくいかもしれません。

 

・開けてみる

マジックテープをベリッとやっちゃって、中を開きます。

 

真ん中のゴムストラップによるカードホルダーが秀逸ですね。

ゴムの耐久性がやや気になりますが、値段を考えれば10年使うようなものでもないのでそれを言うのはヤボというものでしょう。

 

お札入れにはメーカーロゴ。

ここは開けやすくお札を取り出しやすいと思います。

 

・使ってみる

さて、というわけで早速入れてみます。

とりあえず登山用だけでなく、休日のお出かけ時サブ財布としての運用を考え、

・カード3枚(メインカード、免許証、保険証)

・札6枚

を入れてみました。

 

特にパンパンになることもなく、収納できました。

ただ、お札を15枚とか入れてみましたが、お札と一緒に折りたたむ構造上、

札を入れすぎるとそれだけかさばっていくようです。

お札は10枚前後にしておいたほうがよさそうです。

 

・まとめ

まとめます

・キーケース並みに小さいのは驚嘆

・小さいけれど必要十分な機能性

・入手が困難すぎる・・・。

山での使用感はまた、登山に出かけ次第レビューしようと思っていますが、

このサイズなら普通にトレッキングパンツのポケットに入れて邪魔にならないので

目的は十二分に達成されるだろうと思っています。

 

というか、休日のお出かけはサブとしてこれで全部済ませたい・・・。

とかやっているうちに、メインのはずの長ザイフが会社に持っていく

カバンに入れっぱなしになり、

知らぬ間にそっちがサブになって、

ミニマライトがメインになるとかいう展開もありそう・・・。

 

とにかくオススメの財布です。

これは値段的にもプレゼント用としても喜ばれそうだから、

また再販があったら二代目用、またはプレゼント用として

ストックしておきたいな。。。

そんぐらい良い財布です。

 

ウエポのススメ<RawLowMoutainWorks NutsPack>

我が家に4つ目のRawLowMountainWorksギアをお迎えしました。

今回は嫁と共用の目論見です。

レビューして行きます。

Nuts Pack (¥6,480)

 rawlow.jp

 

 

いわゆるウエストポーチですね。

色はBlackBrickさん限定黒、ネイビーと散々迷った挙句パープルヘイズに。

・外観

外観全体。丸っこくてかわいいデザインです。

どことなく懐かしい感じですね。

 

・素材

CORDULA シルナイロンという素材を使用されているのですが、この素材が絶妙です。

機能的な話をすると軽量で耐久性あり。

見た目的には、リップストップ地のタフ感に加え、独特のなめらかなツヤ感があり、上品さもある不思議な素材です。

 

・収納力

メイン室に嫁財布(大)と嫁財布(小)を格納したところ。

まだまだいっぱい入りそうですが、普段使いにはこれぐらいプラススマホぐらいがいいのかなと思います。

一応500mlペットボトル入るそうなので、フェスとかにも有用な気はします。

あと、外側のバンジーコードを活用すれば、薄手の上着を引っ掛けて持ち運ぶことができます。ユニクロのナイロンパーカーとかがいい感じに装着できると思います。

80gと軽量ゆえ、バッグインするポーチとしての活用も十分可能と思います。

・パッカブル

中にはポケットがあるのですがこれにパッカブルな工夫がされており、袋に入れることでこんなサイズになります。

もともと収納していた嫁財布(小)より小さくなるという・・・。

軽量で省スペースなので、いつものカバンに忍ばせておいてもぜんぜん邪魔にならず良いと思います。

 

・着用感

ある程度の重さまでなら、斜めがけで体にフィットする感じがあってとても良いです。

サコッシュと違って体の動きで揺れることがないので、行動中の邪魔になりにくいのがいいですね。

X100Fみたいなでかいコンデジだと微妙ですが、RX100とか使ってる方であれば、カメラと財布とスマホだけで外出するのに最適な選択肢になると思います。

冒頭の写真の再掲ですが、パープルヘイズ、結構いろんな色に合わせやすいので、いい色です。

これはUNIQLO-UのカーキニットTに合わせてますが、パープルはピンクや白、黒Tにも合いつつ、黒ほど埋もれない、おっさんくさなくなりにくいいい色だと思います。

だが、19SSの黄色とか限定白もかわいい・・・。

値段も手頃ゆえ複数買いしたくなる危険。。。

 

まとめ

・NutsPack、ちょっと違うウエポをお探しの方にオススメ。

・アウトドア用の逸品ゆえ機能性は一級品。

・色選びにすごく迷う。

 

出羽三山 月山〜湯殿山踏破 その3<月山〜湯殿山踏破完結編>

出羽三山登山、完結編です。

 

第一回はコチラ。

teilsride74.hateblo.jp

 

第二回はコチラ。

teilsride74.hateblo.jp

 

さて、完結編は月山神社から湯殿山神社がメインとなります。

一応STRAVAログを再掲。 

しかしまさかこのくだり区間がこんなにハードだとは出発時は予想もしていなかった・・・。(ちなみに最もハードな区間のログが欠損していますw)

 

月山神社をお参りし、いよいよ湯殿山方面に出発します。

途中の月山頂上小屋を通過し、サクサク進んでいきます。

雄大な景色、空に癒されながら軽快な足取りで進みます。

石ころ道の下りに入っていきます。

修験者の集団に遭遇。

結構いっぱいいらっしゃいました。

遠くに自分の通っていくべきルートが見えてて、ウヘェとなります。

同時に低山ではここまでルートが見えることはないので、感激します。

残雪はシャバシャバなので、足元に気をつけつつ通過。

風が吹くと雪と熱交換された空気がひんやりと冷たく、天然のクーラーといった感じです。

足元が安定してきたところですが、この先実は道が二手に分かれています。

直進が金姥山方面、右で湯殿山方面となります。

右側に進みます。

 

写真を撮る余裕はなかったですが、この先もきつかった!

人一人ようやく通れるだけの道はばなのですが、生い茂った草木に油断して少しでも崖側に踏み外すと、足元をすくわれる鬼仕様。

目の前を歩いていたご夫婦もコケていましたし、先行していた僕の友人も足を取られて転んでいました。

転ぶぐらいならまだしも滑落していたらと思うと恐ろしい道でした。

ここは、気をつけて山側寄りを徹底して歩きました。

 

ちなみにこの前を歩いているご夫婦は月山出発直後ぐらいから一緒だったのですが、すげぇいいペースで超健脚でした。

なんでも、このまま湯殿山まで行って、さらに戻ってきて月山八合目まで戻るとか・・・。健脚にもほどがありすぎでしょう・・・。

細い道の区間を抜けると、ハード目な下りが始まります。

が、見える景色は壮大です。

時間もいい頃合いなので、先を見据えてここでそろそろ昼食を摂ることに。

川べりのひらけた場所で腰を下ろすことにしました。

いい感じのペースでやや後ろをついてきていた健脚ご夫婦はそのまま先へ行っていただきました。

今回の旅の相棒。

RawLowMountainWorksのBambiさんとTabitibiToteさんです。

控えめにいっても最高なやつらです。

(ちなみに出羽三山でもロウロウ使っているハイカーを3名ほど見ました)

 

昼食はこれも写真に撮り忘れましたが、バーナーでお湯を沸かしてカップラーメン。

今回はシーフードヌードル大盛り。

山で食うカップヌードルってなんでこんなうまいんでしょうね。

そしてカップ麺開発した安藤百福は偉大。

川の水でペットボトルの水、ボトル缶コーヒーを冷やします。

この水とコーヒー、ほんと美味しかった〜!!

あまりにものどかなのでそのままゆっくりしたくなりますが、出発します。

なお、少し登ったところに神聖な湧き水があるらしく、同じ場所で休憩している修験者の方に教えていただき一口いただきました。

美味しかった。山での出会い素敵。

 

ここからがほんとうの地獄だ・・・。

!?

事前には聞いていましたが、見ると大違い。な鉄梯子です。

月光坂という名所になります。

とにかく木々に挟まれた視界のない中を梯子を使って下りていくので、下がどうなってるのか全然わからない不安があります。

なかなかできない貴重な体験でしたが、正直言って楽しかったですねw

友人と二人で

「おかしいやろこれはww」

と笑いながら下っていました。

 

が、写真を撮る余裕がなかった地獄は実はこの鉄梯子の後に来ました。

現れたのは延々続く水場で濡れた急な岩場の下り。

まじで膝が笑いました。下りでやられたのは久々です。

扁桃腺炎病み上がりで本調子でなかったこともあるかとは思いますが、

よく考えると月山を出発してからひたすら下っているため、膝がやられるぐらい疲労はあったのも事実です。

この下り、ほんと辛かった。。。

下りきったところで湯殿山神社到着!

到着したところを年配の修験者の方がお疲れ様と声をかけてくださいました。

「月山八合目から来たの?えらいねぇ、さっき往復するって言ってた若いのがいてさぁ・・・」

あの人たちか・・・。

 

参拝前のお清め場で、先ほどの健脚夫婦と再会。

お互い、あの先ヤバかったっすねぇ〜なんて言いながら笑いあいます。

いい出会いでした。 

 

さて、参拝の中身ですが、湯殿山神社は神秘的な神社で、語ることが禁じられていますので、ここでは省略します。

でも本当にいい神社でした。ぜひ行っていただきたいですね。

(登山せず、バスで来ることもできるみたいなので。)

 

参拝後は鶴岡駅まで行くバス乗り場(湯殿山レストハウス)まで下ります。

駅までのバスが来るまで1時間50分もあるので、ベンチにすわってのんびりしていると、夕立。

早めにゴールできてよかったと思いました。

 

シャトルバスに乗り、鶴岡駅までひとっ飛び。

もちろん爆睡です。

 

あと残すところはご褒美飯と温泉ですが、

友人曰くお土産やさんの営業時間が短いそうなので、まずはお土産を物色します。

 

駅前のつるおか食文化市場。

綺麗な建物で、中も今風でした。

 

さて、ご褒美飯を何にするか考えていたところ、焼肉屋さんがあるとか。

これは!と思いお店の前に行ってみると、地元の方、ファミリーで席が埋まってる。

これは絶対いいお店だと思い、カウンターのみですが空きがあったので入店。

tabelog.com

 

まじでうまかったです。

肉もそうですが、野菜も美味しくネギが甘かった。

 

この後は、夜行バスの割引クーポンがついている、東京第一ホテル鶴岡さんの温泉浴場に。

www.tdh-tsuruoka.co.jp

バスタオル、タオル貸し出し付きで500円で大満足でした。

ここで疲れた僕は大浴場の閉館時間22:30まで爆睡。

 

バスターミナルに移動し、23時の夜行バスに乗って新宿に無事帰着しました。

帰りのバスは完全爆睡でした。

気がつくと東京都内に入っていてバス車内の電気が点いてましたw

 

まとめ

総じて感想を述べると、

夜行バス往復ツアー、最高でしたね。

出羽三山の景色と、神社の神秘性は本当に良かったです。

そして最後の焼肉からの温泉。

1日の間に詰め込めることは全て詰め込んだ最高の旅でした。

 

こういうのは大人になってからやったほうが圧倒的に充実する気がします。

やれることが増えるしね。

なかなか夜行の旅は家族がいると難しいですが、また予定を調整して行きたいと思わせるほど楽しかったです。

 

 

出羽三山 月山〜湯殿山踏破 その2<月山登頂開始〜月山頂上編>

さて、というわけで出羽三山登山記事、今回は月山編です。

写真多めでお届けします。

月山にたどり着くまではこちら。

teilsride74.hateblo.jp

 

 また、今回、AppleWaatchでStravaログを取っていたので、貼っておきます。

昼食休憩時に中断して再開忘れて一部ログを欠損していますが。。。

 

八合目のレストハウス横から登りスタートです。

最初は木の板の上を登って行きます。

地味に斜度があるのが実は登り始めからきつかったりします。

神社があるので登山の無事を祈り、お参りしていきます。

月山本宮と書かれた鳥居をくぐりいざ登山。

この辺り、木の板の周遊道をぶらりと散策します。

月山の名前のイメージ通りと言うべきか、湿地が多く、不思議な山です。

 

月山まで2.5時間の表示を尻目に、本格的に登山スタート。

登りがてらちょいちょい振り返るとそこは綺麗な景色が。

修験者の先達の方曰く、普段は結構ガスっているらしく、視界がこれだけクリアなのは珍しいとか。

岩場ゴツゴツの登山っぽい道に変化してきました。

何気にこの岩、サイズや面が不揃いで地味に歩きにくかったです。ちまちま脚力を削られるタイプの道。

振り返ればそこは雲海と残雪。

梅雨明けが遅かったこともありそこかしこに残雪が見られます。

なーんてことを言ってると普通にルート上に残雪が。

もはやシャーベット上なので、しっかり踏みしめながら進めばアイゼンなしでも大丈夫でした。

そして9合目の小屋に到着。修験者の団体さんが多く休憩しておられました。

少し休んでも良かったのですが、ここで集団を抜いて一気に巻きたいので、写真をそこそこに撮ってノンストップでそのまま登ります。

9合目を過ぎると道が険しくなってきます。

手をかけて登る場面も増えてきます。

多分登りのハイライト、行者返し。

でも混雑してるだけでさほど大変ではなかったです。

むしろ岩を登っていくのが少し楽しい。

行者返しを超えると一気に平坦になり、サクサク進んでいきます。

再び木の板が登場し、一気に歩きやすくなります。

この辺りは写真を撮りながらのんびり登っている方が多かったですね。

最後の残雪をクリアすれば・・・

月山神社到着です!

月山神社ではしっかりお参りをして、御朱印もGETしました。

(撮影禁止のため中の写真はもちろんありません)

ここまで2時間行かないぐらいでした。

 

標準コースタイムが3時間のようですので、かなりかっ飛ばしちゃってますが、休憩をほぼ取っていないのが大きいと思います。(足を少し止めて呼吸を整えた程度)

 

この時点でまだ11時ゆえ昼飯には早く、湯殿山への縦走へ向けて歩き出すことに。

湯殿山編は次回記事とします。

 

出羽三山 月山〜湯殿山踏破 その1<準備〜月山登頂開始編>

さて、今回は久々の山記事です。

全くお山に行ってなかった訳ではなくて、陣馬山とかはちょくちょく行っていたのですが、記事にするほどのネタもなかったのです。

ところが、今回友人の誘いで、出羽三山へ夜行バスによる往復で初遠征することに。

出羽三山とは

出羽三山(でわさんざん)は、山形県村山地方庄内地方に広がる月山羽黒山湯殿山の総称である。修験道を中心とした山岳信仰の場として現在も多くの修験者、参拝者を集めている
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

だそうで、まぁ霊験あらたかなお山だそうです。

なんでまた出羽三山に?っていうところですが、実は神社巡りもしているらしい友人が一人で行こうとして計画を立てていたところを誘ってもらい、これは面白そうな山だぞと思い、二つ返事でOKし、今回の話に至ります。

要するに計画は全て友人が立ててくれたものに乗っかっていますw 

 

以下、(友人が立ててくれた)大まかな行程です。

今回はこの通り実行しました。

時刻

場所

交通手段

料金

備考

21:55

バスタ新宿

高速バス(国際興

業バス)

7000

 

5:20

鶴岡駅エスモール前

(バスターミナル)

バス発車までに,コンビニ(エスモール 近くにセブンイレブンあり。)等で準 備。

6:00

鶴岡駅エスモール前

(バスターミナル)

庄内交通バス,バ ス042系統(羽黒 山,月山八号目行 き)

2000

バスターミナルでチケット購入。7/1~ 8/31の間運行ルート。

6:50

羽黒山

 

羽黒山神社の参拝も一瞬だが可能。

7:05

羽黒山

バス043系統

 

8:15

月山八合目

下車後,登山開始。

11:15

月山山頂 着

 

 

所要時間約3時間。月山神社参拝。30

分ほど休憩。

11:45

月山山頂 発

 

 

 

14:15

湯殿山

 

 

月山山頂から所要時間約2時間30分

15:15

湯殿山仙人沢 着

 

 

湯殿山から仙人沢まで30分。バス発ま

でかなり時間があるので,ゆっくり観光

可能。

16:50

湯殿山仙人沢

鶴岡観光シャトルバス

3000

土日祝日限定バス。バス車内でチケット

購入可能。

17:40

鶴岡駅

 

 

 

 

550

第一ホテル鶴岡温泉。鶴岡駅前。

 

 

 

 

晩飯適当

23:15

鶴岡駅エスモール前

 

7000

 

7:00

バスタ新宿

 

 

 

 

とまぁこんな感じの行程でした。

 

さて、ではまずは出発の前の準備から。

・準備

写真に写っているものをいつものRawLawMountainWorksのBambiに詰めてパッキング完了。

(ただし最終判断でユニクロのウルトラライトダウンは外しました。)

ざっと紹介すると

左上部が雨具系

・レインウェア上兼防寒防風のクライムライトジャケット(真ん中白い袋)

モンベルレインウェア下(左黒い袋)

・ULダウン(持って行きませんでしたが右の黒い袋)

 

真ん中の温泉旅館でもらえる紫の袋に置いてあるのは

・ベースレイヤー

ユニクロのエアリズムパフォーマスサポートタイツ

・登山用靴下

これらは温泉袋に入れて空気を抜いて圧縮して詰めます。

 

その上にあるのがミドルレイヤーの山用シャツ。

左下は最後の温泉で使うアイテムを集約

・帰り用の綿Tシャツと替えの下着、手ぬぐい、タオル一式

です。これは行動中は全く用をなさないためザックの一番下に敷いておきます。

 

あとは薬とか歯ブラシとか行動食とかを小分けにジップロックに分けて入れます。

ちなみに行動食はサイクリングを始めて以来心の友のヤマザキパン薄皮シリーズ。

個人的には薄皮はチョコパン派なのですが、今回は同行する友人があんこ好きということでこしあんにしました。(写真には写っていませんw)

 

右上に置いているのは登山中のお昼ご飯エリア。

カップヌードルBIGと水1L、バーナーと鍋です。

上記をパッキングすると下のような感じに。

Bambiちゃんパンパンの雄姿です。

 

もう一つ大事な準備がありました。

御朱印

せっかくなかなかお参りできない神社に行くのであればこの際御朱印集めをスタートしようと、最近何かと話題の高円寺氷川神社御朱印帳をいただいてきました。

f:id:MiRaR:20190728220032j:plain

カラフルで可愛い御朱印帳です。

ちなみに御朱印もカラフルで可愛いのです。

 f:id:MiRaR:20190728220043j:plain

話が逸れましたが、御朱印帳もジップロックに入れてパッキングしておきました。

 

あと、もちろんカメラも持って行きましたよ!

今回は汎用性を重視して、X-E2+XFZoom18-55 F2.8/4.0にしました。

・出発

さて、21:30に高円寺から快速で新宿に向かいます。

新宿駅に着いたら新南口に向かいます。

(駅の端っこの新しい改札口でサザンテラス、高島屋などがあります)

改札を出てバスタ新宿に向かうためにエスカレータを登り4Fへ。

天気もあまり良くない&夜ながら、バスタ新宿は大盛況。

バス旅の需要を再認識しました。

あった!21:55発 鶴岡・酒田行き。夕陽号。

定刻通りきたバスに乗り込みます。

久しぶりの夜行バス如何なものか。

 

夜行バスの乗り心地

車内は3列全席独立シート。

窓側はカーテンがあり、他人の目はほとんど気になりませんでした。

シートはリクライニングもかなり深く、オットマンフットレスト完備で快適。サービスでスリッパ、缶のおーいお茶まで付いてくるので快適そのもの。

トイレも付いているバスなので、催しても問題なし。

つまり最高に快適でした。

ゆらゆら揺れながらグースカ睡眠していつの間にか到着。

 

着いたぜ!秋田県

完全に寝ていたのでそんな実感が全くありませんが、バスターミナルのトイレで登山用装備に着替え、コンビニでおにぎりを買い、朝飯の栄養を補給します。

 

また、バス(今度はいわゆる路線バス)に乗り込み、いざ出羽三山へ!

 

実はこのバスが長い・・・。登山開始の月山八合目まで2時間もかかるのです。

が、そこは路線バス。ゆらゆら激しく揺られている間に寝てしまい、あっという間に1時間経過し、羽黒山へ。

本来であれば、羽黒山に最初に詣で、次に月山、湯殿山という順番が正しい参拝ルートなのですが、今回は時間がないので羽黒山はバス停だけ。

一応、神社の方向へ一礼をし旅の無事を祈念しました。

 

さて、バスは羽黒山を出発し、月山へ向かいます。

・月山到着

流石に月山の八合目でも相応の標高があるため、景色はかなりいいです。

八合目は駐車場もあるのですが、結構車が止まっていました。

ということで、今回はスタート地点の月山到着まで。

 

次は月山登頂までかな。