出羽三山 月山〜湯殿山踏破 その3<月山〜湯殿山踏破完結編>
出羽三山登山、完結編です。
第一回はコチラ。
第二回はコチラ。
一応STRAVAログを再掲。
しかしまさかこのくだり区間がこんなにハードだとは出発時は予想もしていなかった・・・。(ちなみに最もハードな区間のログが欠損していますw)
途中の月山頂上小屋を通過し、サクサク進んでいきます。
雄大な景色、空に癒されながら軽快な足取りで進みます。
石ころ道の下りに入っていきます。
修験者の集団に遭遇。
結構いっぱいいらっしゃいました。
遠くに自分の通っていくべきルートが見えてて、ウヘェとなります。
同時に低山ではここまでルートが見えることはないので、感激します。
残雪はシャバシャバなので、足元に気をつけつつ通過。
風が吹くと雪と熱交換された空気がひんやりと冷たく、天然のクーラーといった感じです。
足元が安定してきたところですが、この先実は道が二手に分かれています。
直進が金姥山方面、右で湯殿山方面となります。
右側に進みます。
写真を撮る余裕はなかったですが、この先もきつかった!
人一人ようやく通れるだけの道はばなのですが、生い茂った草木に油断して少しでも崖側に踏み外すと、足元をすくわれる鬼仕様。
目の前を歩いていたご夫婦もコケていましたし、先行していた僕の友人も足を取られて転んでいました。
転ぶぐらいならまだしも滑落していたらと思うと恐ろしい道でした。
ここは、気をつけて山側寄りを徹底して歩きました。
ちなみにこの前を歩いているご夫婦は月山出発直後ぐらいから一緒だったのですが、すげぇいいペースで超健脚でした。
なんでも、このまま湯殿山まで行って、さらに戻ってきて月山八合目まで戻るとか・・・。健脚にもほどがありすぎでしょう・・・。
細い道の区間を抜けると、ハード目な下りが始まります。
が、見える景色は壮大です。
時間もいい頃合いなので、先を見据えてここでそろそろ昼食を摂ることに。
川べりのひらけた場所で腰を下ろすことにしました。
いい感じのペースでやや後ろをついてきていた健脚ご夫婦はそのまま先へ行っていただきました。
今回の旅の相棒。
RawLowMountainWorksのBambiさんとTabitibiToteさんです。
控えめにいっても最高なやつらです。
(ちなみに出羽三山でもロウロウ使っているハイカーを3名ほど見ました)
昼食はこれも写真に撮り忘れましたが、バーナーでお湯を沸かしてカップラーメン。
今回はシーフードヌードル大盛り。
山で食うカップヌードルってなんでこんなうまいんでしょうね。
川の水でペットボトルの水、ボトル缶コーヒーを冷やします。
この水とコーヒー、ほんと美味しかった〜!!
あまりにものどかなのでそのままゆっくりしたくなりますが、出発します。
なお、少し登ったところに神聖な湧き水があるらしく、同じ場所で休憩している修験者の方に教えていただき一口いただきました。
美味しかった。山での出会い素敵。
ここからがほんとうの地獄だ・・・。
!?
事前には聞いていましたが、見ると大違い。な鉄梯子です。
月光坂という名所になります。
とにかく木々に挟まれた視界のない中を梯子を使って下りていくので、下がどうなってるのか全然わからない不安があります。
なかなかできない貴重な体験でしたが、正直言って楽しかったですねw
友人と二人で
「おかしいやろこれはww」
と笑いながら下っていました。
が、写真を撮る余裕がなかった地獄は実はこの鉄梯子の後に来ました。
現れたのは延々続く水場で濡れた急な岩場の下り。
まじで膝が笑いました。下りでやられたのは久々です。
扁桃腺炎病み上がりで本調子でなかったこともあるかとは思いますが、
よく考えると月山を出発してからひたすら下っているため、膝がやられるぐらい疲労はあったのも事実です。
この下り、ほんと辛かった。。。
下りきったところで湯殿山神社到着!
到着したところを年配の修験者の方がお疲れ様と声をかけてくださいました。
「月山八合目から来たの?えらいねぇ、さっき往復するって言ってた若いのがいてさぁ・・・」
あの人たちか・・・。
参拝前のお清め場で、先ほどの健脚夫婦と再会。
お互い、あの先ヤバかったっすねぇ〜なんて言いながら笑いあいます。
いい出会いでした。
さて、参拝の中身ですが、湯殿山神社は神秘的な神社で、語ることが禁じられていますので、ここでは省略します。
でも本当にいい神社でした。ぜひ行っていただきたいですね。
(登山せず、バスで来ることもできるみたいなので。)
参拝後は鶴岡駅まで行くバス乗り場(湯殿山レストハウス)まで下ります。
駅までのバスが来るまで1時間50分もあるので、ベンチにすわってのんびりしていると、夕立。
早めにゴールできてよかったと思いました。
もちろん爆睡です。
あと残すところはご褒美飯と温泉ですが、
友人曰くお土産やさんの営業時間が短いそうなので、まずはお土産を物色します。
駅前のつるおか食文化市場。
綺麗な建物で、中も今風でした。
さて、ご褒美飯を何にするか考えていたところ、焼肉屋さんがあるとか。
これは!と思いお店の前に行ってみると、地元の方、ファミリーで席が埋まってる。
これは絶対いいお店だと思い、カウンターのみですが空きがあったので入店。
まじでうまかったです。
肉もそうですが、野菜も美味しくネギが甘かった。
この後は、夜行バスの割引クーポンがついている、東京第一ホテル鶴岡さんの温泉浴場に。
バスタオル、タオル貸し出し付きで500円で大満足でした。
ここで疲れた僕は大浴場の閉館時間22:30まで爆睡。
バスターミナルに移動し、23時の夜行バスに乗って新宿に無事帰着しました。
帰りのバスは完全爆睡でした。
気がつくと東京都内に入っていてバス車内の電気が点いてましたw
まとめ
総じて感想を述べると、
夜行バス往復ツアー、最高でしたね。
出羽三山の景色と、神社の神秘性は本当に良かったです。
そして最後の焼肉からの温泉。
1日の間に詰め込めることは全て詰め込んだ最高の旅でした。
こういうのは大人になってからやったほうが圧倒的に充実する気がします。
やれることが増えるしね。
なかなか夜行の旅は家族がいると難しいですが、また予定を調整して行きたいと思わせるほど楽しかったです。